突然ですが「ニキシー管時計」というものをご存知でしょうか?
恐らく知らない方がほとんどだと思います。
もし知っている方がいらっしゃったら私とハグをしましょう!
今回はそんな知名度は低いがロマンの塊である、「ニキシー管時計」について、
分からない人には絶対分からない魅力を語っていこうと思います。
ニキシー管時計って何?
ニキシー管時計とは、「ニキシー管」と呼ばれる数字や文字を表示する放電管を使って作られた時計です。
ニキシー管は電圧計、回路計、自動券売機、そして電卓など様々な機器の表示として、
発光ダイオード(LED)や蛍光表示管が登場するまでは一般的とされていました。
1950年代に普及し、1990年代までは使われていたニキシー管ですが、
上記のような表示技術の発達により、1990年代以降はメーカー製造がされていません。
詳しく知りたい方はwikiをご参照ください。
今では、入手も困難で海外のデットストックやオークションサイト等では、
独特の風貌や希少価値から非常に高値で取引されています。
(日本の通販サイトやフリマアプリでも高値ですが、入手可能です。)
続いてニキシー管時計の魅力について語っていこうと思います。
ニキシー管時計の魅力
懐古的でレトロな風貌
温かみのあるオレンジ色の発光に、レトロな文字の表示。
液晶画面に溢れている現代で、アナログにも見えるような表示方法は何とも形容しがたいロマンの塊です。
スチームパンク風で近未来
レトロな雰囲気の中にも、スチームパンク的要素もしっかりあるニキシー管時計。
SF作品に出てきそうな見た目にはグッとくるものがあります。
ニキシー管本体の下に見える基盤も、ロマンを感じさせます。
やわらかい雰囲気とスチームパンク要素を併せ持った、
何とも魅力あるニキシー管時計ですが、手に入れるにはネックな点があります。
ニキシー管の価格はめちゃくちゃ高い
先ほど、ニキシー管の生産はすでに終了していて、
希少価値から非常に高値で取引されていると触れました。
魅力あるニキシー管時計を手に入れたいといった方も少なくないと思います。
気になるお値段ですが、
2~5万円程度します!!
高いですよね…
しかも機能は現代の時計と比べて最小限。
時間表示・曜日表示程度のものが多いです。
機能を選ぶのであれば、絶対に敵うわけないニキシー管時計ですが、
ストックが出るとすぐに売り切れてしまいます。
機能や値段も気にさせないくらいのロマンがあるのでないかと私も感じます。
ニキシー管を購入してみて感じたこと
2年前ごろに祈願のニキシー管時計を手に入れた私ですが、
机の常に見える位置に置いています。(時計として使うことはあまりないですが←)
部屋を暗くして眺めているだけで、落ち着き癒される。
これだけで本当に購入してよかったと思っています。
この記事を書いている今も、
部屋を暗くして、コーヒーを飲み、jazzを聞きながら、
時々ニキシー管時計を眺めています。
寝る際にも時計はつけたままにしているのですが、
暗い空間にぼんやりと光る様を眺めていると、不思議と気が安らぎます。
個人的には満足以外の何物でもありませんが、
分からない人には絶対分からない魅力だと思います。
ニキシー管時計には自作キットと言われるものも存在し、
組みあがったものに比べると安く購入できます。
もし、はんだ付けなどの技術に自信がある方は、自作キットも検索してみてください。
最先端の技術であふれている現在に、
あえてレトロでロマンの塊のようなニキシー管時計というのも、
なかなか乙なものではないでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました。